グレイセスエフ デュアライズと性質の基礎知識:武具強化と欠片の法則【テイルズオブグレイセスエフ リマスター攻略】

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『テイルズ オブ グレイセス f』の武具強化システム「デュアライズ」は、最強装備の構築に不可欠な要素です。本記事では、初心者が躓きやすいデュアライズの基本的な手順、武具の性能を左右する「性質」のランク別の特徴、そして材料となる「欠片」の決定法則に焦点を当てて解説します。この解説を読むことで、複雑に見えるデュアライズのルールを深く理解し、効率的に武具を強化するための土台となる知識を網羅できます。

デュアライズシステムの基礎と武具の成長原理

デュアライズとは? 基本的な仕組みと手順

デュアライズとは、武具(武器・防具・宝石)と「欠片」を組み合わせて、ベース武具を強化したり、性質や付加効果を変化させたり、新しい武具を生成したりするシステムの総称です。

デュアライズは、装備品の能力値を飛躍的に高め、特にやりこみプレイにおいては必須の強化手段となります。欠片自体にも性質やランクが設定されており、武具と欠片の組み合わせによって完成するアイテムの性質や付加効果が変化します。

デュアライズで得られる5つの主要な利点

デュアライズは、装備の総合的な強化に関わる様々な利点を提供します。

  1. 「武器」「防具」の各能力値(物理攻撃力、術攻撃力、防御力など)が上限999まで上昇する。
  2. 「武器」の場合、デュアライズを繰り返すことでCC(チェインキャパ)の上限(エクシード)と下限(ライズ)が上がる
  3. 熟練武具同士をデュアライズすることで、「宝石」が生まれる
  4. 武具に付与されている「付加効果」と「性質」を変更できる。
  5. 武具に付与された性質や付加効果のランクに応じて売却価格が上がる

武具成長の仕組み:能力値の上限とCC上昇の基礎

デュアライズを繰り返すことで、武器や防具は物理攻撃力、物理防御力、術攻撃力、術防御力、命中、回避などの各能力値を上限999まで上げることが可能になります。

また、武器のCC(チェインキャパ)については、上限CCおよび下限CCの上限は30です。

  • 下限CC(ライズ):デュアライズの強化回数が+30、+60、+90、+99に達した時に1ずつ増加し、最大で+4増加します。
  • 上限CC(エクシード):強化に使用した欠片の性質が持つ強化倍率の累計が、その時点での上限CC×下限CCを超えたときに+1ずつ増加する仕組みです。

武具の性能を決定する「性質」の基礎法則

「性質」とは何か? レア度と武具性能の関係

性質は武具や欠片に付与される特性であり、武具強化を行った際の武具成長値(能力上昇値)、売却価格、そして武具が熟練武具になった際のダメージ倍率(強化倍率)に影響を与える重要な要素です。

性質には優劣があり、レア度が高いほど、強化の数値や売る時の値段が高くなる傾向があります。武具の性質はデュアライズによって変更可能です。

性質の全レア度分類と種類

性質は、レア度1の「ひらがな」(例:するどい、かたい)から始まり、漢字二字、○○しい、○○的、カタカナ(レア度5)、レア度6(なんでもない等)、そして最高ランクのレア度7(歴代キャラの性質)まで全54種類がランク付けされています。これら全54種類の性質の発見は、コレクターズブックのコンプリート(性質ブック)の条件の一つです。

熟練武具の鍵:レア度ごとの強化倍率と成長値

性質が武具に及ぼす影響には、武具成長値強化倍率の2点があります。武具成長値は、デュアライズを行った際に武具の能力が上昇する値です。

特にレア度7の性質(例:ナナリーさ、コングマンさ)は、強化倍率が×5.0〜×7.0と非常に高く設定されています。武具を熟練させることで得られるダメージ倍率が大きくなるため、最強装備の選定ではこのレア度7の性質が重視されます。

強化失敗? レア度6(なんでもない等)の性質の特徴

レア度6の性質には、「なんでもない」(No.33)、「平々凡々」(No.34)から「存在が空気」(No.42)までの10種類が含まれます。レア度6の性質は、その名前の通り、強化武具になった際の強化倍率が全て例外なく×0.5という極端に低い値に固定されています。また、他の高レア度(レア度4や5)と比較して、売る時の値段が安くなりやすい傾向もあります。装備品の強化効率を下げてしまうため、このランクの性質が付与されないようにデュアライズの組み合わせに注意が必要です。

目的の性質を狙うための決定ルール

デュアライズ時における性質決定の基本ルール

デュアライズによって性質が変化する際の基本法則は、材料となる武具と欠片の性質のランクを比較することです。

性質のランクが異なるアイテムを組み合わせた場合、完成アイテムの性質は「ランクの低い方の性質」となります。例えば、ランク1の「するどい」とランク2の「古風」をデュアライズした場合、結果の性質は「するどい」(ランク1)になります。

同ランクの性質同士を組み合わせた際の変化法則

同ランクの性質同士をデュアライズした場合、通常は結果として1つ上のランクの性質が生成される可能性があります。しかし、性質の組み合わせによっては、意図せずレア度6の性質なんでもないなど)に変化してしまう場合があるため、同ランクの合成には注意が必要です。

ランク6・7の性質決定における優先度

デュアライズの結果がレア度6やレア度7といった最高ランクに近い性質となる可能性がある場合、性質の決定にはランクだけでなく、性質の内部的なNo.(番号)が影響します。例えば、ランク7の性質にはNo.043の「ウッドロウさ」からNo.054の「カイウスさ」までが存在しますが、No.が低い性質の方が優先的に選出される傾向があると考えられます。

性質と同時に付与される「付加効果」の決定法則

武具には性質の他に、最大2つの特殊な能力である「付加効果」を付加できます。特殊効果の決定は、材料の特殊効果の中からランクの高いものがそれぞれ1つずつ選出されるルールに基づきます。もしランクが同じ特殊効果が複数ある場合は、効果No.の高いものが選出されるというルールが存在します。

デュアライズの材料「欠片」の収集とランク

欠片とは何か? 性質とランクの関係

欠片はフィールドや敵からのドロップなどで入手できる素材アイテムであり、武具に合成することでデュアライズの材料となります。欠片には性質ランクが設定されており、欠片の性質は欠片を入手した場所(戦った場所)によって変動します。欠片のランクは、基本的に敵の中で一番高いレベルを基準に決定されます。

難易度と欠片ランクの関係性

戦闘難易度を高く設定してプレイすることで、敵からドロップする欠片のランクやドロップ率が上昇します。例えば、難易度「カオス」では敵のレベルがノーマル基準の150%になり、獲得SPも300%に上昇しますが、欠片のドロップ率も上昇するため、高ランクの欠片を狙う際に有利となります。

欠片集めの拠点:ゾーオンケイジの欠片ドロップ傾向

隠しダンジョンであるゾーオンケイジは、本編クリア後に挑戦できるやりこみ用マップであり、高ランクの欠片を効率的に集めるための主要な拠点です。

ゾーオンケイジに挑戦するには、フロアごとに決まった量のポイント分のアイテムを捧げる必要があります。各階層ごとに出やすい欠片の種類がある程度決まっているため、目的に応じたフロアを周回することが欠片集めの効率を高めます。

ゾーオンケイジ:フロア別の出やすい欠片一覧(レア度1〜7対応)

ゾーオンケイジの各フロアでは、特定の性質の欠片が他のフロアよりも出やすい傾向があります。

フロア出やすいレア度1~2の性質出やすいレア度3~4の性質出やすいレア度5~7の性質
1Fするどい、豪快禍々しい、刺々しい野性的、紳士的、ワンダフル、なんでもない
2Fかたい、優雅刺々しい、寒々しい紳士的、威圧的、ゴージャス、平々凡々
3Fかっこいい、上品寒々しい、暑苦しい威圧的、刺激的、デンジャラス、気にならない
4Fうつくしい、古風暑苦しい、堅苦しい刺激的、神秘的、ソウルフル、どうでもいい
10Fかたい、古風暑苦しい、堅苦しい刺激的、神秘的、ソウルフル、存在が空気

フロア10では、高ランクの欠片(ランク9まで)が出やすく、「ヴァイタル」「スピード」の付加効果を持つ欠片の出現率が高いとされています。

効率的なデュアライズを支援する周辺知識

ショップで販売されていないレア度7性質の生成条件

レア度7の性質は、ショップのスタンプ特典で購入できるものがありますが、「カイルさ」「ロニさ」「バルバトスさ」の3種類はショップでは販売されていません。これらの性質は、コレクターズブックの性質項目(全54種)をコンプリートするために、特定のベース武具と欠片をデュアライズして生成することが必須となります。例えば、「カイルさ」は「ミスリルソード」と「頑固」の欠片の組み合わせで生成可能です。

周回プレイで役立つ「性質解放」の活用

性質解放」は、2周目以降のグレードショップGRADE 50を消費して購入できる特典です。この特典を適用すると、デュアライズ時に全ての性質を武具に付加できるようになり、狙った性質を付与する作業、特にレア性質の厳選や収集効率が飛躍的に向上します。

コレクターズブックのコンプリート条件:性質とデュアライズ

性質(全54種)の発見や、デュアライズブック(全283項目)のコンプリートは、グレード稼ぎの「ブックコンプボーナス」に含まれる重要なやりこみ要素です。デュアライズブックを埋めるためには、グミ各種、薬草各種、ボトル各種など、宝箱から入手可能なアイテムであっても、一度は自分で作らないと登録されない点に注意が必要です。

宝石練磨店での強化とデュアライズの連携

街の宝石練磨店では宝石のランクを上げることができます。ただし、練磨店で強化できる宝石には上限があり、最高ランクの宝石(No.19, 20)は、練磨店だけでは作れません。熟練武具同士をデュアライズすることで宝石が生まれるため、最高ランクの宝石を作るには、デュアライズによる調整が必要となります。

デュアライズと売却価格の基礎的な関係性

デュアライズによって武具の売却価格は上昇します。武具に付与された性質には、売却価格の上昇度合いを示す売却倍率と、武具強化のたびに蓄積される売却継承率が設定されています。高額売却を狙う場合、売却継承率の高い性質を付与し続け、最後に売却倍率の高い性質に変更してから売却することで、武具最大売却値999,999ガルドのレコード達成や、称号「至高武具人間国宝」の獲得を目指すことができます。また、武具を売る際には、付加効果のレベルが高いほど売却値が増加する傾向があるため、レベルの高い付加効果をつけておくのが望ましいです。

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